2023/05/01/12:00
長崎の音 ~#5 森きらら~
出羽の国・秋田県に象潟という古くからの名称があり、別名を“九十九島”といった。
平戸の殿様 松浦静山公がその名前を借用し、西海の島々を「九十九島」と名付けた。
本家の象潟は地震による隆起のため陸地となってしまったが
西海の九十九島は国立公園となった。
眼下に九十九島を望む、九十九島動植物園森きららは
四季色とりどりの花に彩られた癒しの空間である。
広い園内には、ライオン・キリン・レッサーパンダなどの動物が飼育されている。
かつては石岳動植物園という名称で知られていたが、開園50年を契機に愛称「森きらら」となった。
50種類を超える動物たち、1400種の植物、ペンギンが頭上を飛ぶように泳ぐ様を眺める天井水槽。
自然と癒しあふれる園内で、動物本来の姿を間近に観察できる日本本土の最西端の動植物園だ。
どこか童話の世界の森の国である。