NBC長崎放送

2023/05/02/13:34

シンクながさきコラム「長崎・佐賀の夢を語ってきました」

毎週月曜日は、シンクながさき ながさき地域政策研究所の皆さんのコラムをお送りしています✨

 5月8日は、菊森淳文さんにお話を伺いました💻


今年4月下旬、東京の経営者団体からの依頼で、「アフターコロナで変わる長崎・佐賀~MICE、クルーズ、IR」と題してグランドプリンスホテル高輪で講演させて頂きました。

長崎市のMICEやスタジアムシテイが出来ることにより、100年に一度と言われる大変革が行われつつあること、コロナ感染が収束して、クルーズ船が長崎・佐世保に入港してくること、そして、佐世保IRが国から認定をいただけたら、長崎県・佐賀県の観光施設が国内外と観光客で大いににぎわうこと、などをお話しさせていただきました。

講演の反響は大きく、長崎に関しては、私から1634年の出島建設や長崎港が長崎の発展のきっかけとなったことや、佐賀の鍋島藩の繁栄や有田・伊万里などの陶器製造の話をしたら、大変関心を持って頂きました。日本史の中で、長崎・佐賀の位置づけが理解されていると感じました。

講演の後、会場から最も多く質問が出されたのは、IR(特定複合観光施設)に関してでした。

直前に、大阪府・大阪市のIRが国から認定を受けたばかりだったので、九州・長崎のIRについても、認定がいつ頃されるのか、空港からのアクセスはどうなるのかなど、具体的な質問が相次ぎました。東京の経営者にとっては、カジノを含むIRが全国でも数少ない観光施設になる可能性がなど、具体的な質問が相次ぎました。

東京の経営者にとっては、IRが全国でも数少ない観光施設になる可能性がなど、具体的な質問が相次ぎました。

空港からのアクセスについては、長崎空港・福岡空港・佐賀空港等からIRへのアクセスがありうることをまず説明しました。また、長崎空港は海上空港なので、空港から海上を高速艇などでIR会場まで行くことになること、開業が予定されている2027年くらいまでには、空飛ぶ車で、海上を一直線にIR施設まで行くことも想定されることなどを話しました。

また、プライベートジェットで来る海外・国内のお客様のために、プライベートジェット専用の駐機場を準備すること、IR会場の最寄り駅であるハウステンボス駅からIR会場までは、ロープウエイで行くこともできるようになることをお話ししました。

IR以外で皆さんの関心が高かったのは、長崎市内に建設されるジャパネットホールデイングズの「スタジアムシテイ」でした。サッカーとバスケットボールの競技が行われることや、ホテル、オフィス、大学などが立地することに関心があるようでした。「ジャパネット」の全国的な知名度も大きいと思いました。

長崎・佐賀はシュガーロード(砂糖街道)でも有名で長崎のカステラ、佐賀の小城羊羹など、全国的に知られています。また、今回、会場に来ていただいた方々に新上五島町の五島手延べうどん組合から、五島うどんのプレゼントが配られ、大変好評でした。

なかなか手に入らない一方、椿油で練った健康食品のうどんで、スパゲッティとしても調理できるので便利という意見が会場から出されました。長崎は食材の宝庫ですが、東京の消費者は、色んな使い方を想定していることが分かりました。

東京で、今回のように経営者団体などに長崎・佐賀のことをお話しすることも、観光・物産振興に役立ちます。地域が変わること、ブランド化することなどを時々東京・関西などで話すことも、関心を持って貰えると思います。依頼があればこれからも続けたいと思います。


次回もお楽しみに🎵

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