NBC長崎放送

  • 平和文学朗読キャラバン2022

 

「平和文学朗読キャラバン」は、被爆60年の2005年にスタート。 昨年までの17年間で、キャラバンに参加してくれた児童生徒は162団体、2万4995人となりました。今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大のため、アナウンサーが学校などを訪問せず、平和文学を朗読した映像をNBCが制作し、応募のあった全ての団体へ限定配信を行いました。子供たちへ「平和の尊さ」「戦争の悲惨さ」を伝える活動を実施しました。今年の参加団体は長崎・佐賀県内の小学校や中学校など22団体、およそ3200人の児童生徒の皆さんに参加頂きました。ありがとうございました。

【読み手】 NBCアナウンサー

 

今年、平和文学朗読キャラバンに参加頂いた児童生徒の皆さんから届いた感想文をご紹介します。

(原文のまま)
★小学生★
 もうにどと、せんそうをしたくないです。いっぱいの人がんくなったのが、とてもかなしいです。いろいろな、大すきな人がなくなるのはぜったいにいやです。せんそうで、いやな事かなしい事をあじわった人を受けとめて、自分たちでできることをしたいです。(小学2年生)
 平和文学朗読キャラバンを見て、私は、戦争の苦しさや悲しさを知ることができました。また、被爆者の話や思いも知ることができました。私は、被爆者の人達の分も幸せに生きようと思いました。そして、原爆のことをもっと知りたいです。この平和な時に生まれることができてとても幸せです。これからも戦争をしない世界になってほしいです。(小学6年生)

★中学生★
 NBC平和文学朗読を視聴して、戦争は何があっても絶対にしてはいけないということを深く考えました。戦後77年となり、被爆者の方が年々少なくなって、戦争体験を実際に聴くことが難しくなってきている中、アナウンサーの方々が私たちに向けて朗読してくれることはとても大きな思いが込められていると感じました。 それぞれができることで「戦争はだめ」ということを伝えていくことが大切だと思いました。私は、自分ができる「みんなと仲良く・優しく」を心がけて戦争根絶につなげていきたいです。(中学1年生)
 平和文学朗読を視聴して考えたことは、「戦争はやっぱり怖い」ということです。長崎で、原子爆弾でたくさんの方が亡くなっていることを考えると、被爆された方は、とても辛くて、苦しい思いをされたのだと思います。今は、食べ物がたくさんあり、幸せな生活を送っているけど、昔は食べ物さえも無かったことを知り、とてもかわいそうで胸がいっぱいになりました。「今、私たちに何ができるのか」と聞かれたときに、私は、「人には心がある」と思いました。心の中で、嬉しい、楽しい、悲しい、不安などいろんな思いを感じるけど、だからこそ、相手の気持ちをよく考えて、お互いに認め合い、優しく接し、言葉の暴力を使わないことが、相手の命も大切にすることにつながると思いました。私は、これから世界が平和で、みんなが笑顔であるように、人を大切にしていきたいと思いました。(中学2年生)

 

 

このページの一番上に戻る